チームマネジメント
2018/04/07
【チームマネジメント】
だいぶ前に流行したゲーム「ドラゴンクエスト」を
ご存知だろか?
ゲームをするハードに制限があり、限られた容量の
メモリーに、ストリー、BGM(電子音)、キャラクター、や
背景やダンジョンのデータを載せるために
ぎりぎりに、そぎ落とされ構成されている。
BGMを聞けば、ゲームの場面を思い出す。
音楽、ストリー、イラストそれぞれの分野で最高に活躍
しておられるプロが参加している。
流行するのには、必ずその理由があるのだ。
ゲームに登場する人物には、それぞれ役割がある。
●勇者
チームの使命を明確にし、果たすべき目的を指し示す。
達成すべき目的に責任をもつもの
●戦士
最前列で、敵の攻撃を一身に受け持つ守備力が特段に
高い。一発必中の攻撃を繰り出し、局面を変える。
●僧侶
チーム全体を観察し、状態を良好に保つ。調整役。
バッグンのタイミングで、危機に落ちそうな仲間を
サポートする。
●魔法使い
守備力は、弱いが、後方より、強力な攻撃魔法を
敵にかけ、状況を好転させる。
●吟遊詩人
戦闘には、まったく役に立たないが、戦闘後チームを
癒し、勇気をとりもどさせる。
チームでの最初の約束は、
「共に戦おう」であり、使われるものと命令する者の
関係ではなく、対等で平等である。
それぞれのスタッフは、その道の専門家でありプロ
である。分野の違う事には、口出しをせず。
それぞれが、自らの専門分野に責任をもつ。
「信頼と責任と役割」のチーム組織である。
●トップマネジメント
トップマネジメントがチームであることが、
重要であることの理由がここにある。
一人の力には、限界と限りがあるのだ。
【全ての物は、陳腐化する】
「全ての物は、陳腐化する」
ドラッカーのマネジメントに書かれている一文。
●棚田の風景
美しい日本の棚田
先祖代々引き継ぎ畔を築き水を引き草を刈り稲を植える作業。
これらの毎日の積み上げが、棚田の風景。
一度この作業を怠れば、たちまち雑草が生え雑木の山となる。
自然は、人の営みがなければ、常に元の「混沌」へと戻る。
如何に、何を目的として、毎日の作業を積み上げるかが、
重要な意味をなす。
「大事をなしとげようと思う者は、まず小さな事を怠らず
努めるがよい。それは、小を積んで大となるからである。
大体、普通、世間の人は事をしようとして、小事を怠り、
でき難いことに頭を悩ましているが、でき易いことを努めない。
それで大きなこともできない。
大は小を積んで、大となることを知らぬからである。」
「積小為大 二宮尊徳の言葉」
●「全ては陳腐化する」
全ては、陳腐化し、元のままにない。
それを覚悟すれば、現在の状態は、最善ではないと気が付く。
社会の変化、組織の変化、自身の加齢すべてが変化であり、
現状を変えていく。
昨日の成功が明日も続く成功ではない。
全体を観察し、組織内外の変化を計測することで、
成すべき新しい事項を発見できる。
これを「行動」として、積上げるところに、
成功がやってくる。
「積小為大」は、目的への行動(作業)の積み上げである。