非営利活動のマネジメント・サイクル

非営利活動のマネジメント・サイクルと共助社会への仕組み

●マネジメント・サイクル                         
ミッション-ビジョン-成果目標-アクション・プラン-予算-評価-体系的廃棄を
サイクルして、ビジョン実現へと前進する行動のサイクルです。

●共助社会の実現                              
これを実現させるには、イベントや講座や資金支援・活動支援では、実現しがたいのです。
組織活動、社会構造、文化、倫理道徳、組織内部外部構造と評価などが、
矛盾なく関連した仕組みがあって初めて実現するものです。

スタートとなるその仕組みをどのようにして構築するかが、重要です。

マネジメント・サイクルと共助社会とは、関連性がないということでなく、
密接な関連性をもちます。

確実な成果をあげることができるNPO活動と「お互いさま」の文化が、
いままでにない共助社会を生みます。

マネジメント・サイクルについて                                       http://okadanet.sakura.ne.jp/          非営利活動のマネジメント・サイクル   ワード文章

1.ミッションとビジョンを明確にします。
                
2.定款と組織及び事業の整合性をチェックします。
             
3.組織を組み立てます。 意志決定の方法をチェックします。
       
4.ロジックモデルから中期及び長期の成果目標をたてます。
                 
5.ロジックモデルにより、事業の関連性をチェックし無駄がなく効率のよい
戦略的な事業計画を立てます。
         
6.ビジネスモデルからそれぞれの事業の回数や実施方法を決定して、
収益と費用を計算し、全体のフルコストをチェックします。 
                           
7.ビジネスモデルより、資源獲得の工夫により、無駄のない資源活用を考えます。
他との連携による資源流通を工夫します。
               
8.活動結果を設定した目標に達しているかを評価します。         

9.マーケッテイングとイノベーション  
事業を見直し、廃棄します。     
顧客からの声を聴き、新しい顧客を創造します。

10.これらはマネジメント(P・F・ドラッカー)を基礎として運用します。

組織風土や地域文化は、組織の活動に協力な力を及ぼします。         
文化や組織の風土及び倫理・道徳について、
日常的にコミニュケーションをもち検討します。

支援プログラムは上記の機能をもちます。
また、プログラムが出力した資料を広報することで、
組織の透明化を図り、活動プレゼンの資料とします。

中期・長期の成果を公開することで、社会に確約し、支援者の信頼を獲得します。

プログラムの内容が公開されていることで、その資料より支援者は投資や寄付の判断をします。

組織の評価は、公開資料と前年度までの組織実績をみて評価することができます。

組織間で資源(人材、専門知識、物、場所など)を
お互いに提供しあうネットワークが、
非営利活動を次のステップアップとなり、社会を変えます。

 

●非営利活動を支える社会的基盤

1.活動が適切に評価される仕組みがあり、
  公開された自己評価の正当性が誰でも確認できること。 

2.クラウドファンディング  
資源獲得と広報の場があること。          

3.支援者や投資家が判断できるNPOの評価と広報情報があること。     

4.専門家支援が得られる情報ネットワークがあること。           

5.専門家育成とノウハウの蓄積ができ公開されていること。        

6.「して欲しい事」「やれる事」の情報ネットワークがあり相互支援ができること。                                   
7.非営利活動の取材をするプロの記者を育成し、その活動により情報発掘ができること。

これらは、中間支援センターの役割として、事業を確立しなければならない。

社会的な環境が整えば、確実な成果を上げるNPO組織が増え社会が変わる。

市民による市民のための社会的基盤を整えることは、重要であり、
最初に取り組まなければならない事項である。

 

2016.8.13 okada©