【 7.ビジネスモデル 】
●資源流通と工夫 法人と支援者及び顧客更に他団体(協働)との連携と助け合いによる資源流通
--------------------------------------------------------------------------------
[定款に記載した事業の事業名]
● クラウドファンディング
事業費用合計 [35,045,000]
事業収益合計 [36,550,000]
収益−費用 [1,505,000]
--------------------------------------------------------------------------------
1. IT管理事業
A.プロジェクトの内容
➢ クラウドファンディング
➢ HPの管理
➢ 利用者への説明と交流
➢ 情報の更新と連絡業務
B.資源流通の工夫
➢ NPO法人へ知識・技術を支援すると共に適切な評価をし公開することで寄付支援先がわかる。
➢ 計画事業資金に寄付金が達した時点で、寄付金を調達する。
➢ 寄付者と事業法人とは、事業内容を明記した契約書により実施する。
C.資源提供者・支援者
➢ 寄付者
➢ IT技術者
➢ HP購読者
➢ 企業・商店主
C1.資源
➢ 寄付・専門知識
➢ HP購読顧客
C2.魅力・意義
➢ 情報獲得
➢ NPO活動の認知
➢ 寄付先の選択
D.受益者
➢ NPO法人
➢ 一般市民
➢ 起業家
➢ 企業CSR
D1.事業の目的 社会の状態・ライフスタイルの変化・価値創造
➢ 信頼できる寄付先の選択ができる。
➢ 地域NPO情報が得られネットワークができる。
D2.サービス提供
➢ 専門知識
➢ 資源獲得(寄付・人材・知識)
➢ 商店等他団体の情報獲得
E.他の団体等との協働 役割分担
➢ 地域NPO法人活動の認知度が向上し、一般市民から支援先を選択しやすくなる。協同のパートナーを探しやすくなる。地域情報発信から企業との情報交換ができるようになる。
--------------------------------------------------------------------------------
2. NPO法人評価表彰
A.プロジェクトの内容
➢ 公平な内部評価と外部評価の評価方法を確立。
➢ 自己評価をすることで、法人の内容を理解し、改善策を計画できるようになる。
➢ 優秀な法人のプレゼンと公開表彰のイベント開催。
B.資源流通の工夫
➢ NPO活動を広く広報することと同時に一般市民から活動評価を得るイベント。
➢ 企業・商店主から賞金を
➢ 提供していただき、協同事業の切っ掛けをつくる。
C.資源提供者・支援者
➢ NPO法人
➢ 企業・商店主
➢ 支援者
C1.資源
➢ 情報
➢ 奨励金
C2.魅力・意義
➢ 広告
➢ 協同
➢ 活動意義確認
➢ 活動承認
D.受益者
➢ NPO法人
➢ 一般市民
➢ NPO支援者
D1.事業の目的 社会の状態・ライフスタイルの変化・価値創造
➢ NPOの活動を広報する。
D2.サービス提供
➢ NPO活動が市民に評価される。
E.他の団体等との協働 役割分担
➢ NPO活動を理解していただき、協同のパートナーを得る。
➢ 支援者は、安全な寄付先や参加団体をみつける。
--------------------------------------------------------------------------------
3. 契約管理事業
A.プロジェクトの内容
➢ 寄付者と当事業法人との契約。
➢ 受益団体と当事業法人との契約。
➢ 寄付金の確定。寄付金の契約解除。集金方法。寄付金使用目的の説明。 活動成果につい
て説明。
➢ イベント案内通知
➢ 寄付者と受益団体との仲介
B.資源流通の工夫
➢ クラウドファンディング事業で支援者とNPO法人や企業家とを仲介。
➢ 支援者からみて安全な寄付先情報を提供。
➢ 寄付者と支援先とのマッチングを図り寄付活動を契約により促進する。
C.資源提供者・支援者
➢ NPO法人 支援者 企業家クリエーター
C1.資源
➢ 事業提案企画
C2.魅力・意義
➢ 資源獲得の機会
D.受益者
➢ NPO法人
➢ 寄付者
➢ 支援者
➢ 企業家
D1.事業の目的 社会の状態・ライフスタイルの変化・価値創造
➢ 地域社会貢献
D2.サービス提供
➢ 活動に必要な知識・ノウハウ
E.他の団体等との協働 役割分担
支援者から委託され約束した地域貢献活動成果を契約により明確・確実なものとする。参加NPO法人等へ
内部・外部評価の自主的な実施をうながし確実に成果をあげる団体へとレベルアップを図る。
------------------------------------------------------------------------------------------------------
[定款に記載した事業の事業名]
● 専門家研修・派遣事業
事業費用合計 [2,667,500]
事業収益合計 [2,620,000]
収益−費用 [-47,500]
--------------------------------------------------------------------------------
1. 専門家育成
A.プロジェクトの内容
➢ さまざまな専門家の育成
➢ 陶芸家、書家、人形作家などの講座開催ができる人材育成。
➢ 専門家の知識を活かし、事業を企業する人材育成。
➢ お互いに教え合うことができる環境を構築。
➢ 専門家の工房を支援。
B.資源流通の工夫
➢ 専門家の知識を翻訳しNPO活動にマネジメントできる人材を育成。
➢ 輩出した人材は、コンサルタントとしての活動の機会を提供する。
C.資源提供者・支援者
➢ 専門家介護士・保健士IT技師会計士陶芸家・画家 芸術作家
C1.資源
➢ 専門技術・ノウハウ
C2.魅力・意義
➢ 知識での地域貢献
➢ 専門分野ネットワーク
D.受益者
➢ 主婦・高齢者 クリエーター 学生
D1.事業の目的 社会の状態・ライフスタイルの変化・価値創造
➢ 自由な働き方ができる機会獲得
➢ 在宅就労
☆ D2.サービス提供
➢ 専門知識・ノウハウ
☆ E.他の団体等との協働 役割分担
➢ NPOコンサルとして活動。NPOと企業の仲介。
--------------------------------------------------------------------------------
2. 専門家派遣
A.プロジェクトの内容
➢ 専門家を無償でNPO法人などに派遣する。
➢ 派遣専門家への報酬を保証する。
➢ NPOセクターのマネージャー
➢ マッチング仲介者
B.資源流通の工夫
➢ NPO法人などに無償で専門家を派遣する。
➢ プロ活動としてレベルアップ。
➢ 異業種とのコラボ
C.資源提供者・支援者
➢ 当法人の講座受講生
➢ NPO法人役員
➢ 会計士・介護士などの士業関係者
➢ NPOアドバイザー
➢ NPOコンサル
C1.資源
➢ 専門知識・ノウハウ
C2.魅力・意義
➢ NPO活動連携
➢ 自己実現
D.受益者
➢ NPO法人
➢ 企業家
➢ プロボノ
D1.事業の目的 社会の状態・ライフスタイルの変化・価値創造
➢ 事業に必要な知識を得やすい。
➢ チャレンジの機会が得やすい。
D2.サービス提供
➢ 地域貢献への参加
➢ 自己実現
E.他の団体等との協働 役割分担
➢ NPO活動へ企業がもつノウハウや経験を活かす活動。
➢ 高いスキルをもつ高齢者や主婦が、社会貢献活動へ参加する。
➢ 専門家を派遣する。
--------------------------------------------------------------------------------
3. マニュアル作成
A.プロジェクトの内容
➢ 専門家知識を自らマニュアルにして、異業種の事業に活かすことができる環境をつくる。
B.資源流通の工夫
➢ 専門知識を分かりやすいマニュアル本として、そのノウハウをNPO活動へ活かす。
➢ 地域貢献活動へ取り組みへのきっかけとし、個人のチャレンジの機会とする。
C.資源提供者・支援者
➢ プロポノ専門家陶芸・画家などのクリエーター
C1.資源
➢ 分かりやすい専門知識やノウハウ
C2.魅力・意義
➢ 地域貢献参加
D.受益者
➢ 主婦 高齢者 学生 子供 商店
D1.事業の目的 社会の状態・ライフスタイルの変化・価値創造
➢ 誰でもが、社会貢献への機会を得られる社会環境がある。
D2.サービス提供
➢ 専門知識・ノウハウ
➢ クリエーターへの切っ掛け
E.他の団体等との協働 役割分担
➢ 分かりやすいマニュアルにより、専門知識を活動へ導入しやすくする。
--------------------------------------------------------------------------------
[定款に記載した事業の事業名]
● 情報交換支援事業
事業費用合計 [2,260,000]
事業収益合計 [2,780,000]
収益−費用 [520,000]
--------------------------------------------------------------------------------
1. NPO取材記者育成
A.プロジェクトの内容
➢ 積極的な取材により情報を収集する。
➢ NPOの専門知識によるコンサルをする。
➢ 取材等のマナー倫理をわきまえたコンサルタントを育成する。
B.資源流通の工夫
➢ 取材による人脈・情報を各部門に情報伝達しマッチング作業をする。
➢ コーディネイトできる人材を育成し、埋もれている資源を発掘する。
➢ 専門家または専門家として育成された人材を記者として育成。
C.資源提供者・支援者
➢ 学生
➢ NPO法人役員
➢ 主婦・高齢者
C1.資源
➢ 人材
C2.魅力・意義
➢ 地域貢献活動参加
➢ 自己実現
D.受益者
➢ NPO法人 あらゆる個人 商店企業
D1.事業の目的 社会の状態・ライフスタイルの変化・価値創造
➢ どのような人にも、チャレンジの機会がある。
D2.サービス提供
➢ 自己実現の機会
E.他の団体等との協働 役割分担
➢ どのような団体にも、専門家としてアプローチができる人材が排出される。
--------------------------------------------------------------------------------
2. SNS・HP管理運営
A.プロジェクトの内容
➢ 一般的なSNSではなく、独自サーバーによる地域NPOと商店・企業参加の安全な情報サイトを
➢ 構築する。
B.資源流通の工夫
➢ 独自サーバーによる地域情報ネットワーク及び人材バンクを構築
➢ 地域資源の流通を図る
C.資源提供者・支援者
➢ 商店・企業 NPO法人 NPO記者 個人
C1.資源
➢ イベント開催
➢ 専門知識・ノウハウ
➢ マッチング情報
➢ 貢献事業参加先情報
C2.魅力・意義
➢ 地域貢献
D.受益者
➢ 一般市民
D1.事業の目的 社会の状態・ライフスタイルの変化・価値創造
➢ さまざまな地域における問題解決の窓口がHPより検索できる。
D2.サービス提供
➢ 窓口情報
➢ イベント情報
➢ 商店情報
E.他の団体等との協働 役割分担
➢ 災害時にも効果がある地域どくとくの情報ネットワークをつくること。
➢ 「困ったこと」情報に「やれるよ」情報で相互支援ができること。
➢ 新聞のように、一般市民日常の情報媒体となる。
--------------------------------------------------------------------------------
[定款に記載した事業の事業名]
● 委託事業
事業費用合計 [0]
事業収益合計 [0]
収益−費用 [0]
--------------------------------------------------------------------------------
1. 委託事業
A.プロジェクトの内容
➢ 当法人のミッションを達成する協同事業となるように、再度事業計画を見直す。
B.資源流通の工夫
C.資源提供者・支援者
C1.資源
C2.魅力・意義
D.受益者
D1.事業の目的 社会の状態・ライフスタイルの変化・価値創造
D2.サービス提供
E.他の団体等との協働 役割分担
--------------------------------------------------------------------------------
特定非営利活動法人 ○○NPO中間支援センター
●ビジネスモデルとは
ビジネスモデルでは、ロジックモデルで事業を分解した各事業(タスク)ごとに係る収益と費用を計算して計上します。
ここで、分解した事業に落ちがあると事業実施時に費用に当てる予算がなくなり事業が実施できなくなります。
非営利活動では、事業において、収益<費用となることもあります。
しかし、実施する全体の事業での収益と費用の合計で、収益>費用となればよいわけです。
どの事業で収益がある確認します。収益事業が確実に実施されなければ、事業は破綻します。この収益がある事業が最重要管理項目となります。
事業での人件費と事業に係る経費及び法人を管理するための人件費・経費を合計したフルコストでなければ、法人管理に係る費用がありません。フルコストをチェックします。
非営利活動では、受益者・支援者・事業者の連携と資源の流通の工夫がなければ、経営できません。
どのようにして、人材を動かし、資源を獲得するかの工夫により、人・資金・知識・情報などの資源を流通させます。
このビジネスモデルがなければ、事業は、健全に経営できません。
●ロジックモデル・ビジネスモデルから分かること
非営利活動には、第1の顧客としての受益者と第2の顧客として支援者が居ます。
それぞれの顧客のニーズや要求に資源(人材、知識、技術、物など)を最大限に活用して、答える事ができなければなりません。
法人事業全体として、利益=>収益−(事業費用+法人管理費用)でなければ、継続した経営ができません。
非営利活動は、受益者に格安あるいは、無償のサービスを提供しようとするので、どのような事業で収益を上げるかは、重要な課題です。
事業が単独で終わるのではなく、法人のビジョンを達成させるように、連携した事業計画でなければ、効率が悪くなります。
それぞれの事業は、プロジェクト(作業)に分解し、作業ごとの費用と収益を計算します。この総集計と法人管理費用を加えたものが「活動予算書」になります。
「事業計画書」は、法人の目的と事業年度で目指す「短期成果」で事業を説明します。目的での成果は、「ビジョン成果」であり事業目標ではありません。
目的の成果は、「短期成果」で記載した活動の結果である社会の状態です。
_
各事業の目標は、プロジェクトでの「回数」の欄の数値で数値目標としてあげることができます。
法人の活動評価は、ビジョンへの達成度で評価します。事業目標はビジョン達成への手段としての事業評価となります。
法人と支援者・受益者を結び資源を流通させることで連携させ、社会へ新しい価値やライフスタイルの提供をすることが法人の目的です。
この資源流通及び資源獲得の工夫が大切です。
「資源がないから活動できない」のではなく、工夫がないから活動できないのです。
[目的]=[ビジョン]
[目標]=[事業目標 (事業回数などの数値目標)]